2008年12月19日
赤鼻のトナカイ物語☆,。・・:*・゚'★:*:・゚'
こんばんは
チーフスタイリストの堀井です!
今日は皆さんにぜひ、読んで頂きたい心温まる物語を、僕が少しアレンジして皆さんへの少し早いクリスマスプレゼントにしたいと思います♪
長いのでお時間の許す時に読んで下さいね!
* * 赤鼻のトナカイ * *
赤鼻のトナカイの名前はルドルフである。
1930年代のアメリカ、シカゴで彼は誕生した。
ある少女のために・・・。
アメリカのシカゴにロバート・メイという人がいました。
ロバートはシカゴにある通信販売会社で宣伝原稿を書く仕事をしていました。
当時は世界中が恐慌にあえいでいた頃であり、ロバートの暮らしは貧しく、安い給料で毎日遅くまで働かなければなりませんでした。
そんな彼でしたが、2つの宝物がありました。
それは、若い妻のエヴリンと生まれたばかりの娘、バーバラでした。
この二人のために、一生懸命ロバートは働いていたといってもいいかもしれません。
そんな貧しい中にも幸せを感じる日々を送っていたある日、バーバラが2歳になった時のこと。愛する妻のエヴリンが寝込むようになりました。 とても悲しいことに、エヴリンはがんに冒されていました。
ロバートは妻の治療費を得るために八方手を尽くしました。
しかし、得られた金額は僅かなもので、少しあった蓄えも妻の治療費で消えていきました。
ロバートの想いも空しく、エヴリンの容体は日増しに悪くなり、とうとうベットから起きることも出来なくなりました。
ある日、エヴリンは弱々しい声でかすかに微笑み
「バーバラはどうかしら。あの子の笑顔がみたいわ」
「心配ない。神様は試練を与えても必ず私達をお救い下さる。
こんな時代がそう長く続くはずはないさ。
あの子もお前が良くなればまた笑顔をみせてくれる。
だから心配せずにお前は病気を治すことだけを考えていなさい。」
ロバートは愛する妻に優しくそう話した。
エヴリンはもう長くはないかもしれない。
それでもボブはつとめて明るく振舞った。
家族に不安を与えないように、愛する家族を守るために。
エヴリンの命がもう長くはないとしてもせめてバーバラを悲しませるようなことはしたくない。
バーバラがこの先も母を誇りに生きてゆけるように――。
クリスマスイブの夜のことです。
4歳になっていた娘のバーバラが、ふとロバートに尋ねました。
「ねえ、パパ。
私のママは、どうしてみんなのママと同じじゃないの?」
バーバラは子供らしい無邪気な好奇心で、寝たきりの母親のことを尋ねたのでした。
毎日の暮らしも、もうギリギリの状態であり、何と娘に答えてよいか分からないまま、ロバートは思わずバーバラを抱きしめました。
せめて、この子を幸福な気持ちにしてやらなければ・・・。
何かを言ってやらなきゃ。
幸せな気持ちになれるような何かを。
けれど何を?
どんなことがある?
いったい何を言えばいい?
ロバートはバーバラの小さな体を抱きしめたまま考えました。
ロバートは呼吸を整え、顔を上げました。
そして自分の中からありとあらゆる想像力と勇気を集めました。
それから、バーバラ
に向かってゆっくりと話しはじめたのでした・・・
「いいかい、昔、むかしのことだよ。
ルドルフ、っていう名前のトナカイがいたんだ。
ルドルフは、世界にただ一頭しかいない不思議なトナカイだったんだ。
どうしてかというと、それはね。
ルドルフは、なんとでっかい、真っ赤なお鼻をしていたからなんだ。
だからね、あだ名はもちろん『赤鼻のルドルフ』だったんだよ。」
たとえほかの人や動物と違っていても、神様に創られた生き物なのだから、いつかきっと奇蹟が起こり、幸せになることが出来る。
ロバートはそれを幼い娘に伝えるつもりでした。
娘のために、
病と闘っている妻のために、
そして、自分自身のために・・・
「でもね、ルドルフは幸せだったと思うかい?
ルドルフはね、そのお鼻のことでいつもとっても悩んでいたんだよ。
だって、みんなは自分を見て大笑いするし、馬鹿にされてたんだもの。
ルドルフは、いつも悲しくて悲しくて仕方がなかったんだよ。」
バーバラには、ロバートの本当の気持ちなどは分かるはずもありませんでした。
「ところがね」
いつの間にかロバートのの顔に笑顔が戻り、声を明るくして続けました。
バーバラもボブの話す物語にひきつけられるように、瞬きもしないで静かに聞き入っていました。
「ある、クリスマスイヴのことなんだけど。
サンタさんがソリを引くトナカイのチームを迎えに来たんだ。
知ってるだろう?
ダッシャー、ダンサー、プランサー、ヴィクセン、ドンダー・・・。
クリスマスの夜に世界中を駆け巡る、有名なトナカイたちだよね。
チームに入っていない他のトナカイのみんなも全員集まって、この素晴らしいメンバーに惜しみない歓声をあげてお祝いをしたんだ。」
「ところが、いざ出発という時になって、突然霧が広がり始めたんだ・・・。
それは、とてもとても深い霧で、目の前さえ見ることが出来ないほどの初めて見るような濃い霧だったんだよ。
サンタさんは、とても困ってしまった。
どうしてかっていうと、霧が深いとエントツを探すことが出来ないって分かっていたからなんだ。
このままじゃ世界中の子供たちのところをまわることが出来ない。」
「その時ふと、サンタさんの頭にルドルフのことが浮かんだんだ。
サンタさんは実はね、ルドルフのことをよ~く知っていたのさ。
そう。その真っ赤なお鼻のこともね。
サンタさんがあたりを見回わすと、見送りの群の後ろの方にルドルフがいるのが目に入った。」
「そして、その時のルドルフのお鼻はね・・・。
なんと、いつも以上にきらきらと輝いていたんだ!
サンタさんはすぐさま決心した。黙ってルドルフに近づき、サンタさんはルドルフに言ったんだ。
『君のその赤い鼻で道案内をしてくれないかな』
ってね。
そして、サンタさんは一番先頭にルドルフを立たせたんだ。
そうまるで夢を見ているような気持ちだった。
ルドルフは大喜びさ!
だってサンタさんにそう言われたんだからね。」
いつしかボブは熱く語っていた。
そしてバーバラも身を乗り出すようにしてボブの話を聞いていた。
「そのルドルフの耳にサンタさんの力強い声が聞こえてきたんだ。
『さあ行こう、仲間たち!!世界の空へ!!子供たちの夢へ!!』
トカナイたちはいっせいに身を躍らせた。
ルドルフのお鼻がひときわ明るく輝きだした。
そしてそれはもうまばゆい光になっていたんだ。
9頭のトナカイはソリの鈴の音と共に空へ駆け上がっていった。
霧の中にルドルフのお鼻の輝きが、すうーっと線を描いて消えていったんだ。」
「後に残ったトナカイたちは、ず~っとそれを見送っていた。
みんな恥ずかしいような、苦しいような、それでいてとてつもなく嬉しいような、いろんなものが混じった不思議な気持ちに包まれていたんだ。」
「それまでみんなの笑いものだったルドルフはチームの先頭さ。みんながうらやましがる先頭。
その夜、ルドルフはサンタさんのソリを立派に先導したのさ。
霧も、雪も、吹雪も、ルドルフがついていたから平気だった。
どんな家も、どんなエントツも、見逃すことはなかった。
だってそのお鼻はまるで灯台のように輝いていたんだからね。」
「そうしてこの時から、ルドルフはもっとも有名な、みんなに愛されるトナカイになったんだ。
ずっと昔、恥ずかしくて隠したくてたまらなかった真っ赤な大きなお鼻は、今ではみんなから一番羨ましがられるものになったんだ!!」
ロバートはバーバラを抱き上げると体全身で喜びを表現した。そして微笑みながら物語を終わらせた。
「サンタさんは言いました。
『ありがとうルドルフ。君はもう何も恥じることはないよ』
ってね。」
話し終えてボブは何かのつかえがとれてゆくのを感じていた。
そしてバーバラの顔を見た。
バーバラが笑っていた。かわいらしく輝くような笑みをバーバラが浮かべていた。
「あなた?」
不意にエヴリンの声がした。
ボブは振り返ると笑顔で言った。
「エヴァリン、バーバラが笑っているよ。」
バーバラの笑顔をエヴァリンに見せる。
エヴァリンはまるで夢でもみているかのような顔をしたが、やがて微笑んだ。
「本当、よかった…」
バーバラがエヴァリンの手にふれる。
そしてつたない言葉を選ぶように笑顔で言った。
「ママ。メリークリスマス」
☆,。・・:*・゚'★:*:・゚'
ロバートの話を聞き終えて、バーバラは輝くような笑みを浮かべました。
けれど、それからが大変でした。
小さなバーバラは、毎晩ロバートにそのお話をねだり始めたのです。
ロバートは娘を寝かしつけながら、ほとんど毎晩のようにそのお話をしていました。
時には半分寝込みながら話すこともあるほどでした。
やがて、ロバートに素晴らしい考えが浮かびました。
お話を本にして、クリスマスに娘にプレゼントしてやろう、というものです。
貧しい暮らしでは満足なプレゼントは買ってあげられません。
だけど、手製の本となると事情は違います。
紙とペンがあればどんな本だって作れるんですから・・・。
ロバートは毎晩、娘が眠ってから、遅くまで「ルドルフ」のお話を詩にし、綺麗な本に仕上げる作業に没頭しました。
ルドルフの本も、もう最後の仕上げの段階だという時、悲劇がロバートを襲いました。妻のエヴリンが亡くなったのです。
「昔の楽しい暮らしを取り戻したい」というロバートの望みは打ち砕かれました。
もうロバートの宝はバーバラだけになってしまったのです。
悲しみにつつまれながらも、ロバートは毎晩、がらんとしたアパートの机に向かい、バーバラのための「ルドルフ」を作り続けました。
そしてバーバラが、ロバート手作りの「ルドルフ」を見て歓声を上げた数日後、ロバートは会社のクリスマスパーティーに呼ばれました。
ロバートは気が進みませんでしたが、彼の会社の組合がそれを強く要請していました。仕方なくパーティーに出席した彼は、余興として自分の書いた詩を持って行き、それをみんなに読んで聞かせました。
はじめはガヤガヤしていた仲間たちは、その詩を大笑いしたりしながら聞いていましたが、次第に話し声が聞こえなくなってきました。
・・・会場は静まり返り、詩を読むボブの声だけが響きました。
そして、詩が終わると同時に、いっせいに拍手が湧き起こったのでした。
-完-
一人の人を喜ばせたい。その人の喜びになりたい。という気持ちステキですよね
そういう気持ちがクリスマスに一番ぴったりなプレゼントなんでしょうかね
?
皆さんはこの物語を読んでどう思ったのでしょうか
?
きっと十人十色でしょうね
色々と良くない事を聞く世の中ですから、たまにこんなお話を聞くのも良いですね
次回もクリスマス関連でトナカイ、「ルドルフ」の目線の物語も紹介したいと思います
(oゝω・o)○*。тнайк чоц。*○
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- by REO
- at 21:02
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